税務調査にて
今日はお仕事の話です。
以前、私のお客様に相続税の調査が入った時のお話です。
税務署の年度(事務年度)は、毎年7月スタートの6月終わりです。
その調査は7月半ば頃に連絡が入りました。
随分早いなぁという感覚です。
国税庁のHPには、調査実績を報告するページ(プレスリリース)があります。
ここを辿っていくと、全体の調査件数の推移などが分かります。
東京国税局管内の推移について少しまとめてみました。
さっぱりとまとめた表はこちら
(使いづらいと思いますが、それにめげない方はご自由にお使い下さい。)
表の是認とか是認割合と言うのは、もちろん国税庁の表現ではありません。
調査件数から、申告漏れ等の非違件数を差し引いたものです。
調査したけど、非違(間違い)がありませんでした、ということです。
意外に高いと思いました。
なぜなら、冒頭に書いた調査において調査官が、
「相続税の調査は必ず何かあるときに来ますから。来たら何かあると思って間違いないです。」
と言っていたからです。もちろん動揺させる意図も有ったでしょうし、
今回は実際に何かありましたが。。
また、相続税の調査件数は、法人税の調査件数と比べると10分の1以下です。
そもそも申告件数や調査官の人数が違うため、単純に比較することはできませんが、
少ない調査件数の中で(狙いを定めておいて)2割も非違が無いのだとすると、
尚更、何かあると思って間違いないとまでは言えないのではないかと思いました。
表をまとめるのに時間がかかったので、つづく