公図と現況のずれ
こんばんは!
ついに令和元年を迎えましたね。
そんな中昨日も午後から仕事をしていたのですが、公図と現況が思いっきりずれているってことがあるんです。
知っている人からするとそりゃそうだ、って話かもしれません。
国土交通省がH16~H18にかけて都市再生街区基本調査というものを実施していたようです。
ここで全国の公図と現況のずれについて(それ以外についても)確認ができます。
以下、国土交通省のHPからの引用です。
(http://gaikuchosa.mlit.go.jp/gaiku/html/info4.html)
公図と現況のずれの傾向は下表の通りです。
分 類 | 枚 数 | 比 率 | 備 考 |
精度の高い地域 | 17,995 | 5.5% | ずれが10cm未満 |
小さなずれのある地域 | 47,942 | 14.5% | ずれが10cm以上30cm未満 |
ずれのある地域 | 91,311 | 27.7% | ずれが30cm以上1m未満 |
大きなずれのある地域 | 164,057 | 49.8% | ずれが1m以上10m未満 |
きわめて大きなずれのある地域 | 8,253 | 2.5% | ずれが10m以上 |
計 | 329,558 | 100.0% |
つまり、1mを基準にすると、大きくずれている公図が50%存在するということですね。
勤務時代に見てきた公図は登記の地積・実測とそれほど誤差はなかったので、測量図がない場合に影響が無ければ公図から計算することもありましたが、今回計算したときにかなりのずれがあったので気になって調べてみました。
現在は、役所調査・実測・測量図を利用して評価しております。
これによって税額が思いっきり変わりますので、要注意ですね。
船橋市東船橋の公図好き税理士事務所ー深谷税務会計事務所ー